ガラスのおひな様

日本各地で2月を迎えると始まるおひな様展。中でも「ガラスのおひな様」に注目してみました。

我が家にも、7段の大きなおひな様があります。
姪っ子に取られてしまいましたが、おひな様は飾るときも仕舞うときも大変なのですよね。飾るときは、まず雛壇を組んで、お人形さんと、各パーツを出して、上の段からそれぞれ見本に合わせてセッティングするのため、一人では数時間かかります。パーツがまた小さくて、壊さないよう気を配るため、うまく人形に持たせたり被せたりと大変! 二人でも大変!

片づける時も結構なエネルギーが必要です。おひな様それぞれを丁寧に扱うことはもちろんですが、各パーツをどんなふうに仕舞っていたかわからなくなるため途方に暮れることも。小さな箱ばかりで、まるでパズルです。

そして、それらが仕舞われると大きな大きな箱が二つ残るわけです。……戸建てでももてあますサイズです。「おひな様なぁ。出したいとは思うんやけど…」と結局飾らなかった年もありました。綺麗に飾りたい!という気持ちは、あるのですけどね……。

最近は、ひな人形も変わってきました。
おもちゃのような組み木のおひな様や、ちりめん細工のおひな様(ウサギのタイプがとってもかわいいです!)、やさしい雰囲気の陶器のおひな様もあります。キャラクターグッズとしてのおひな様もありますね。ミッキーマウスや、ハローキティ、リカちゃん、キューピー等…

さまざまなおひな様がありますけど、私の一押しは「ガラスのおひな様」です。
和モダン! 割れてしまう危険はゼロと言えませんが、本当にきれいでかわいくてオシャレでうっとりします。ガラスであるため、手入れも難しくありません。虫が食べたり、カビが生えることはありません。

これらのおひな様に共通して言えるのは、コンパクトであることでしょうか。
本来ひな人形は、女の子の守り神。娘にわざわいごとが降りかからないように、と一人ひとり用意するものなのだそうです。しかし、二人目以降は大きなおひな様だと用意することも、仕舞う場所も、飾る場所も倍になり、あきらめてしまうご家庭も……。あと、7段ひな人形になると結構な値段もするんですよね。

しかし、小さなおひな様であれば娘たちそれぞれに用意できます。仕舞う場所に困ることもありません。
おひな様は長く付き合っていくものです。かわいいおひな様をぜひご用意ください。